地震、台風など自然災害が多い国だからこそ、日本の瓦の防災機能は世界一。

毎年のようにどこかで大きな地震が起こり、ここ数年ゲリラ豪雨が多発し、また巨大になってきている台風がやってくる日本。
世界中でもここまで自然災害が起きて被害が出る国も珍しいんじゃないのかな。

けどそんな地震、大雨、台風が多い国だからこそ、日本の瓦の耐震耐風防水などの防災機能は世界一です。

今から約1400年前に日本に伝わってきた瓦。
そんな遥か昔から今まで、多くの大地震、台風、大雨、大火事などの被害に見舞われてその都度、日本の瓦は世界に類を見ない独自の防災構造を持つよう進化し続けてきましたし、今後も進化し続けていくでしょう。

防災機能を持った瓦

現在の日本で作られている瓦のほとんどに、昔の瓦にはなかった防災機能が備わっています。

ご存知のように瓦は不燃材なので、火事の時に屋根からの延焼を防ぐことはもちろんのことですが、それ以外にもあまり知られていない隠れた防災機能が備わっています。

日本の瓦には世界に類を見ない独自に進化した耐震耐風機能、防水機能が備わっているんです。

 

耐震耐風機能

例えば、台風などの強風で瓦が飛ばされないように、地震の大きな揺れで瓦が外れないように、瓦がズレないようにするために、上下左右に重なり合う瓦と瓦がお互いをガッチリとロックし合う構造になっています。

 

瓦が重なって見えないところでロックしてます。

瓦と瓦が重なって見えないところでロックしてます。

 

防水機能

台風などの強風時の吹きぶった豪雨が瓦と瓦の隙間に入っても瓦の隙間から入った雨を水返しと呼ばれる構造でしっかりと排水する防水機能。

 

瓦が重なって見えないところで水をシャット。

瓦が重なって見えないところで水返しで水をシャットしてます。

 

日本独自の進化

耐震耐風機能も防水策機能もどちらも屋根に瓦を施工してしまうと瓦と瓦が重なって見えなくなってしまいます。
けど瓦には重なり合って見えなくなって隠れてしまうところにこそ日本の瓦独自の進化、繊細な日本のものづくりの技術が詰まっています。

それは昔から変わらない瓦の美しい形、美しい屋根の景観を変えてしまわないようにするための隠れた努力なんです。

おそらく他の国の瓦にはこれだけ考え抜かれた構造はないでしょう。

昔から多くの自然災害に見舞われ、自然災害から家屋を守るために独自の進化を遂げた日本の瓦。
こんなに美しく、なおかつ機能性も持った瓦は世界を見渡しても他にはありません。

日本各地で異なる独自の瓦

さらに日本には暖かい地域、寒い地域、多雪な地域、強風な地域などそれぞれの地域の気候や文化、風習、風土に合った地域性のある独自の瓦があるのも日本の瓦の特徴です。

例えば兵庫県では同じ県内なのに南部と北部で使われる瓦が違ったりします。

気候風土が変われば瓦も変わる。瓦が変われば風景も変わる。

 

施工の技術も世界一

そんな世界一美しい、世界一の機能を持った瓦を屋根の上に施工する技術ももちろん世界一です。施工技術も地震、台風、大雨などの自然災害が起こるたびに進化し続けています。

現在は地震の揺れ、強風に強いガイドライン工法で瓦を施工することが推奨されています。

ガイドライン工法についてはまた明日。


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岡 公司
播州瓦工業株式会社 専務取締役 ゴルフ好きな屋根屋の岡 公司です。 屋根工事という仕事を通じて屋根に関すること、瓦の独自の価値をもっと伝えたいという思いでブログを書いてます。 仕事と同じくらい、いや仕事よりも好きだったりするゴルフのことも発信してたりもして、とにかく自分の好きな事、楽しい事をFacebook、Twitter、Instagram、ブログ、ニュースレターで発信しています。

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