古い町並みの景観を保存して後世に伝えていく。そんなことに携わることができる仕事に誇りを感じる。

4月に重要伝統的建造物群保存地区に指定されている鳥取県の倉吉市打吹玉川伝統的建造物群保存地区の中にある建物の屋根の葺き替え工事をすることになったんですけど、そこで改めて重要伝統的建造物群保存地区ってなんなんだろうって調べてみると、

重要伝統的建造物群保存地区

重要伝統的建造物群保存地区とは

昭和50年の文化財保護法の改正によって伝統的建造物群保存地区の制度が発足し,城下町,宿場町,門前町など全国各地に残る歴史的な集落・町並みの保存が図られるようになりました。市町村は,伝統的建造物群保存地区を決定し,地区内の保存事業を計画的に進めるため,保存条例に基づき保存計画を定めます。国は市町村からの申出を受けて,我が国にとって価値が高いと判断したものを重要伝統的建造物群保存地区に選定します。

市町村の保存・活用の取組みに対し,文化庁や都道府県教育委員会は指導・助言を行い,また,市町村が行う修理・修景事業,防災設備の設置事業,案内板の設置事業等に対して補助し,税制優遇措置を設ける等の支援を行っています。

平成27年7月8日現在,重要伝統的建造物群保存地区は,90市町村で110地区(合計面積約3,787.9ha)あり,約26,400件の伝統的建造物及び環境物件が特定され保護されています。

文化庁ホームページより

国が認めた古い町並みや集落を残しましょうってことですね。

環境、風土によって異なる様々な地域独自の景観を建築、文化、生活を保存することで守って後世に伝えていって、地域性を評価していこうってことですね。

 

倉吉市打吹玉川伝統的建造物群保存地区

4月に屋根の葺き替え工事をさせてもらうお宅は倉吉市打吹玉川伝統的建造物群保存地区に選定された地区の中にあって、昨年の鳥取の地震で屋根瓦が崩れてしまい屋根の葺き替え工事をすることになったんですが、保存地区にあるから、町並みの景観を保存するために使う瓦も決められていたりと色々と制約があるんですけど、昔ながらの地域の町並みを景観を残すことに携わることができる仕事ってなかなかできることじゃないから、面倒くさいこともあるけど誇れる仕事だなって思います。

 

倉吉市打吹玉川伝統的建造物群保存地区は、江戸時代から明治・大正期にかけて商工業都市として繁栄し、多様で質の高い意匠を持つ町家が建ち並ぶ本町通りの景観と、土蔵群 と石橋が連続する玉川沿いの景観からなり、特色ある歴史的景観を良く伝え、我が国にとって価値が高い。

文化庁ホームページより

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倉吉市打吹玉川伝統的建造物群保存地区

 

倉吉市打吹玉川伝統的建造物群保存地区の建物の瓦は石州瓦という島根県の石見地方で生産されている独特の赤褐色で知られる地域性の高い瓦で、山陰地方の赤い屋根の町並みの特徴的な瓦です。今回の屋根の葺き替え工事も石州瓦を使うことが指定されていて、自分の仕事が歴史ある町並みの保存に役立つことを誇りに思いますし、非常に楽しみでもあります。

 

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赤い屋根が特徴的な石州瓦の町並み

 

古い建物を、町並みを壊すことは簡単にできることだけど、古い建物を、町並みを作ることはできない。壊してしまうと二度と元に戻すことができない。

古い建物、町並みに似せて作ることはできても本当の昔の建物、町並みを作り出すことはできないんですよね。


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岡 公司
播州瓦工業株式会社 専務取締役 ゴルフ好きな屋根屋の岡 公司です。 屋根工事という仕事を通じて屋根に関すること、瓦の独自の価値をもっと伝えたいという思いでブログを書いてます。 仕事と同じくらい、いや仕事よりも好きだったりするゴルフのことも発信してたりもして、とにかく自分の好きな事、楽しい事をFacebook、Twitter、Instagram、ブログ、ニュースレターで発信しています。

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