竹中工務店道具館企画展 「千年の甍 古代瓦を葺く」

千年の甍 古代瓦を葺く

竹中工務店道具館で開催されている企画展「千年の甍 古代瓦を葺く」に行ってきました。
開催されていたのは知っていたんですが、なかなか機会がなくて開催最終日の今日やっと行けたんです。
瓦に関する企画展や展示会はそんなに開催されることがないので、こういった企画は珍しいのですが、さすがは竹中工務店道具館。目の付け所が違いますよね。
飛鳥時代から奈良時代、平安時代、鎌倉時代、室町桃山時代、江戸時代へと日本に瓦が伝わってからの瓦の移り変わり、進化の過程が実際の瓦の形や瓦の製造方法などの展示と共にわかりやすく説明されていて、瓦についての知識のない人にも瓦に興味を持ってもらえるんじゃないかなと思いました。

ボクも瓦の歴史については時代ごとに分けてこのブログに書いてますが、やっぱり実際に目の前でその当時の瓦の形、デザイン、製法を見ながらだと瓦の歴史がわかりやすいですね。

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さらにこの企画展では、本葺き瓦の施工方法を映像で詳しく説明していたり、昔の施工方法で葺かれた屋根瓦と現在の施工方法で葺かれた屋根瓦の実寸大の架台が設置されていて昔と今の違いが実にわかりやすく展示されていました。

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また屋根に瓦がどのように葺かれていくのか、どのような道具を使って葺かれていくのかが実際に屋根工事の映像や道具の展示で非常にわかりやすく説明されていて、普段あまり本葺き瓦の施工をしないボクも勉強になる部分もありました。

今回の企画展は瓦の歴史、瓦屋、屋根屋のことを知ってもらって少しでも瓦のことに興味を持ってもらうには非常にいい企画で個人的には常設展示にしてほしいぐらいです。

主に本葺き瓦という実際には普通の家の屋根にはほとんど使うことのない瓦のこともメインに展示されていましたが、瓦に興味を持ってもらうという点ではいい企画でした。残念ながら神戸での企画は今日で終了してしまいましたが、来年の1月20日から3月11日まで名古屋のトヨタ産業技術記念館 特別展示室で同じ「千年の甍 古代瓦を葺く」が開催されますので、興味のある人はぜひそちらを見にいってもらいたいです。


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岡 公司
播州瓦工業株式会社 専務取締役 岡 公司です。 生まれ故郷、国産みの島淡路島の土から生まれる瓦の独自の価値をもっと伝えたくて瓦の価値を伝えることをメインにブログを書いてます。 自分の好きな事、楽しい事をFacebook、Twitter、Instagram、ブログ、ニュースレターで発信しています。 エクスマ75期 ニックネームは小池さんです。