どんな屋根材でもいずれは劣化するんだけどね。

なんでかわからないけど、たまたまってことがあるんですよね。
今日ブログに書こうと思ってる内容を確か以前にも書いたことがあるはずだよなーって過去に書いたブログを探してたら、たまたま去年と同じ日に同じ屋根材の点検、調査に行ってました。もちろん違うお客さんで。

この屋根材が葺かれた屋根を見るたびに、またこの屋根材かってちょっと複雑な思いがするんです。

屋根関係の仕事をしている人なら一度はその評判を聞いたことがあるだろうし、施工をしたこともあるはずの屋根材。

セキスイかわらU

1970年から2007年まで約40年間製造され、全国で50万件以上施工された「セキスイかわらU」という屋根材。

1990年以前のセキスイかわらUにはアスベストが含まれていて、その時期のセキスイかわらUも劣化はしますがそこまでひどい劣化にはなりません。しかしながら色褪せはしますので何度か再塗装をして屋根材の強度を保つ必要があります。

一方、1990年以降のセキスイかわらUはアスベストの健康被害が問題となったためにノンアスベストで製造されました。
このアスベストが含まれていないセキスイかわらUが販売された、施工された後一気にクレームが出始めます。
アスベストが含まれていないセキスイかわらUは製造メーカーが想像していたよりも弱かったんです。

劣化がひどい

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上の写真のセキスイかわらUは、2000年に葺き替えられたものなのでアスベストは含まれていません。

この屋根の写真は去年の写真なので、今から17年前にそれまでの屋根材からこの屋根材に葺き替えられたものです。せっかく屋根を葺き替えたのに17年経ってもう一度葺き替えを検討しなければならない、そんな屋根材なんです。
この写真を撮らせていただいたお客さんの屋根は、去年から屋根の葺き替えを検討されていて、つい最近別の屋根材に葺き替えさせていただきました。

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今日点検、調査に伺ったお客さんの家の屋根材も同じ屋根材で、年数は定かではないですが、やはりそれまでの屋根材が劣化してきて、新しい屋根材に葺き替えをする時にこの屋根材を選ばれたんです。
有名な大手メーカーが出している屋根材だからと安心されたんでしょう。

ベランダ下で風雨や日の光が当たらない場所と風雨と日の光に晒されている場所で劣化の仕方が違いすぎ、劣化している方は歩くだけで割れそうなほど劣化してしまっています。

有名な大手メーカーが製造し、販売しているからという理由で屋根材を選ぶと同じようなことになる可能性があります。
特に新建材と呼ばれる屋根材には歴史がないし、実績がないんです。

有名な大手メーカが作ってるから、安いから、軽いから、新素材だからといった理由で屋根材を検討されている人はくれぐれも注意してくださいね。
宣伝に使っている実験で得られたデータはあくまでも実験でのデータです。

本当に20年後、30年後どのように劣化するかは、20年後、30年後になってみないとわからないんです。


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岡 公司
播州瓦工業株式会社 専務取締役 岡 公司です。 生まれ故郷、国産みの島淡路島の土から生まれる瓦の独自の価値をもっと伝えたくて瓦の価値を伝えることをメインにブログを書いてます。 自分の好きな事、楽しい事をFacebook、Twitter、Instagram、ブログ、ニュースレターで発信しています。 エクスマ75期 ニックネームは小池さんです。