「普通の瓦」「よく見る瓦」だけではわからないんで、

うちの会社に「瓦を売ってください」って見ず知らずの人がくることがよくあるんです。

そんな人のほとんどは、ペンキ屋さんだったり、左官屋さんだったり、仮設足場屋さんだったり、太陽光ソーラー屋さんだったり、リフォーム屋さんだったりするんですけどね。

詳しくは聞かないんですけど、おそらくは工事中に瓦を割ってしまったとか、屋根に上がって割れてる瓦があったからとかで、割れた割れてる瓦を自分で交換しようと思って近くで瓦がある場所を探してうちの会社に来るんだと思います。

うちの会社は瓦屋です。
もちろん瓦は売るほど持ってます。

けどうちは瓦を施工する会社なんで、基本的には瓦の販売はしてないんで、瓦の販売をしている会社ほどは瓦を在庫していないんで、探してる瓦と同じ瓦があるとは限りません。

なので探してる瓦がうちにある場合には1枚でもお売りますけど、基本的にはないと思ってもらったほうがいいかと思います。

この瓦ありますか?

割れた瓦と同じ瓦を持って来られて、「これと同じ瓦ありますか?」とこれらると同じ瓦をうちの在庫の中から探すことができますけど、写真を持って来られて「この瓦ありますか?」と写真を見せられてもわからない場合が多いです。

写真だと形はわかっても、はっきりとした色味がわかりにくいのと、大きさがわからないんです。同じ形で同じ大きさに見える瓦も実は大きさに違いがあって、大きさが違うと瓦をちゃんと瓦を交換することが出来なんです。

例えば

同じ形、同じ色の瓦

同じ形、同じ色の瓦

同じ形、同じ色のこの瓦も実は左が56版で右が53版で、右の瓦のほうがちょっとだけ大きい瓦なんです。

56版は1坪の面積に56枚必要な大きさの瓦で、53版は1坪の面積に53枚必要な大きさの瓦なんです。なので53版のほうがちょっとだけ大きい瓦なんです。

2枚の瓦を重ねてみると

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わかりにくいけど、ちょっとだけ大きさが違うんです。

たまにちょっとぐらいの大きさの違いは大丈夫でしょって、大きさの違う瓦を持って帰ろうとする人もいるんです。
確かに大きさの違う瓦でも無理矢理交換しようと思えばできるんですけど、無理矢理交換すると雨漏りする可能性もあるから、大きさが違うなって場合は無理矢理交換しないほうがいいですよ。

普通の瓦ある?

写真を持ってきて、「これと同じ瓦ありますか?」って来る人はまだいい方で、たまに何も持たずに「普通の瓦ある?」とか「よく見る瓦なんだけどね」って人も来るんですけど、ごめんなさい。あなたの普通がわからないです。

なんとなくしか伝わってこないんで、そんな時は在庫の中から「普通の瓦」「よく見る瓦」を探してもらうことになります。

同じように見える瓦にもいろんな形、色、大きさがあるんで瓦が割れてしまって困ってるんだけど、1枚ぐらいなら自分でなんとかしようと思ってる人は、割れてる瓦と同じ瓦を持って、お近くの瓦屋さんに「これと同じ瓦ありますか?」って聞きに行ってくださいね。


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岡 公司
播州瓦工業株式会社 専務取締役 岡 公司です。 生まれ故郷、国産みの島淡路島の土から生まれる瓦の独自の価値をもっと伝えたくて瓦の価値を伝えることをメインにブログを書いてます。 自分の好きな事、楽しい事をFacebook、Twitter、Instagram、ブログ、ニュースレターで発信しています。 エクスマ75期 ニックネームは小池さんです。