コーキングは用量、用法を守って覚悟してやりましょう。じゃないと後悔するよ。

先日書いたブログ「瓦と瓦をコーキングでくっつけてしまうのは止めといた方がいいですよ。」実際のところ瓦にコーキングをするのはどうなの?って思ってる人が多いのと、同業者でも古い屋根瓦には大きな地震の揺れ、大きな台風の強風にはコーキングが効果があるといった意見もあったりして、アクセス数が良かったので、もう少し詳しく書きます。

瓦と瓦をコーキングでくっつけてしまうのは止めといた方がいいですよ。
だいぶ日中は暖かくなってきて春めいてきましたね。 屋根の上で作業をしているとうっすらと汗を掻くことようになってきました。 夏はめち...

瓦にコーキング

前提として、基本的に瓦と瓦をくっつけるコーキングをするのはおすすめはしません。
おすすめはしませんが、あまりにも古い屋根瓦。昔の土葺き工法で施工されている瓦で大きな地震の揺れ、大きな台風の強風時に瓦がズレる、崩れる、落ちる、飛ばされる恐れがある場合には、コーキングで瓦と瓦をくっつけることである程度はズレる、崩れる、落ちる、飛ばされることを防止できます。

ただコーキングは太陽の光、雨風の影響でコーキングが劣化するので永久的に効果が持続するわけではありません。効果があるのは10年以内だと思います。

前回のブログでも書きましたが、一度コーキングをした瓦は修理などの時に使えなくなることを覚悟して下さい。
瓦の修理工事や葺き替え工事をする時にはコーキングをしていることで別途費用がかかることがあることを理解して下さい。

コーキングをする時は

瓦と瓦にコーキングをしてくっつける場合は、瓦の山部分に少量のコーキングをつけ必ずヘラで均す。瓦の谷部分には絶対にコーキングをしない。

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棟瓦(のし瓦、丸瓦等)にコーキングをする時は、必要以上にコーキングをつけない、できるだけ瓦の隙間をコーキングで埋めてしまわないように注意することが必要です。

瓦にコーキングをするとそれだけで見た目が悪くなってしまいますので、できるだけ瓦の色の近似色のコーキングを使いましょう。

訪問業者に任せない

コーキングの仕方によっては雨漏りの原因にもなるので、瓦の知識を持った専門家に施工してもらうことが絶対条件です。

訪問業者のほとんどは屋根のプロ、瓦のプロじゃないので専門知識を持ってません。
コーキングをしたらダメな場所を知らずにコーキングをしてしまいます。
しかもとんでもない高額で!

どうしても大きな地震の揺れ、大きな台風の強風で屋根瓦に被害が出るのがかもしれないと不安だったら近くの地元の屋根屋さん、瓦屋さんに頼みましょう。

変なリフォーム会社や訪問業者に頼むと後悔することになるかもしれませんよ。

雨漏り修理でコーキングはしないほうがいい

雨漏りの修理として瓦と瓦の隙間にコーキングをしてしまっているのをよく見るんですが、そんなことをしても雨漏りは止まりませんよ。

雨漏りがしなくなったとしても一時的な場合が多く、コーキングをしたことで余計に雨漏りがひどくなることのほうが多いです。

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こういう無意味なコーキングをよく見かけます。

さらにひどい例として、漆喰にコーキングをしていることもありますけど、絶対にやらないほうがいいです。これも逆に雨漏りを起こす原因になりますし、漆喰を塗り替える時には瓦を外して、新しい瓦を使わないといけないことになります。

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漆喰にコーキングをするのは絶対にダメです。

そもそもここまでひどいコーキングをしてしまうと、雨漏りの原因がどこなのか確かめようがなくなってしまって、コーキングをしている瓦を全て撤去しないといけなくなります。

最後に

どうしてもコーキングをしたいなら止めないけど、くれぐれも足元に注意してくださいね。
乾く前のコーキングを踏むとめちゃくちゃ滑りますよ。
コーキングを踏んだまま屋根の上を歩くと、そこらじゅう滑りますよ。

手や服についたらすぐに拭き取らないと、あちこちにコーキングが付きますよ。


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岡 公司
播州瓦工業株式会社 専務取締役 岡 公司です。 生まれ故郷、国産みの島淡路島の土から生まれる瓦の独自の価値をもっと伝えたくて瓦の価値を伝えることをメインにブログを書いてます。 自分の好きな事、楽しい事をFacebook、Twitter、Instagram、ブログ、ニュースレターで発信しています。 エクスマ75期 ニックネームは小池さんです。