瓦と瓦をコーキングでくっつけてしまうのは止めといた方がいいですよ。

だいぶ日中は暖かくなってきて春めいてきましたね。
屋根の上で作業をしているとうっすらと汗を掻くことようになってきました。

夏はめちゃくちゃ暑く、冬はめちゃくちゃ寒いっていう最悪な屋根の上ですけど、この季節の屋根の上は気持ちいいですよ。

全く意味がないこともないんだけど

今日もいつものように屋根の点検をしていたんです。
いつも点検で屋根に上がって思うんですけど、瓦にコーキングをしてしまっている屋根がホントに多いです。

点検や調査で屋根に上がったら10件のうち半分以上は瓦にコーキングをしてしまっています。そのほとんどが無駄なコーキングをしてしまっています。

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せめてもうちょっと綺麗にコーキングすればいいのに

今日点検した屋根のコーキングはまだマシな方で、大きな地震の揺れ、大きな台風の強風で瓦が崩れない、ズレない、飛ばされないという意味では全く意味がないこともないんですけど、このコーキングにどれだけのお金を払いました?って思ってしまうんです。

今日のお客さんには聞かなかったんですけど、おそらく訪問業者に勧められてコーキングをしてしまったんでしょうね。

瓦にこんな風にコーキングをするのは大抵の場合は訪問業者で、だいたい30万円から50万円ぐらいは払っているんじゃないのかなと思います。。

もし同じコーキングをうちの会社がするとしたら10万円ぐらいかな。
まあ頼まれてもしないけどね。

コーキングは雨漏りの原因になることがある

瓦が崩れないように、落ちないように、飛ばないようにと瓦と瓦をコーキングでくっつけてしまう気持ちもわからないこともないんだけど、瓦は瓦と瓦の隙間から入った雨が外に流れるような形になっていて、コーキングで瓦と瓦の隙間を塞いでしまうと隙間に入った雨が外に流れ出ないようになってしまうこともあるんです。

外に流れ出ない雨はどうなるかというと、瓦の下に流れて雨漏りの原因になります。

実際に今まで何度もコーキングが原因で雨漏りした屋根を見てきました。

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しかも一度コーキングしてしまった瓦は、修理の時に使えなくなるから新しい瓦を使わないといけない。それだけ修理の値段も高くなるんです。

コーキングに高いお金を払って、わざわざ雨漏りの原因を作るってそんな馬鹿げた話ないですよー!

瓦も進化してるんです。

ちなみに今の瓦は大きな地震の揺れ、大きな台風の強風でも瓦が崩れない、ズレない、落ちない、飛ばないように形に工夫がしてあります。

特に阪神淡路大震災以降、瓦は施工方法も瓦の防災機能も進化してきています。

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引用先 株式会社 山平

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引用先 株式会社 山平

瓦と瓦が重なって目には見えないですが、地震の揺れ、台風の強風に強くするための防災構造。大量の雨、横殴りの強い雨でも雨水が入りにくく、もし瓦と瓦の隙間に雨水が入っても、瓦の隙間から排水するような防水性能が進化しているんで、コーキングなんかしなくても安心、安全な瓦になっているんです。


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岡 公司
播州瓦工業株式会社 専務取締役 岡 公司です。 生まれ故郷、国産みの島淡路島の土から生まれる瓦の独自の価値をもっと伝えたくて瓦の価値を伝えることをメインにブログを書いてます。 自分の好きな事、楽しい事をFacebook、Twitter、Instagram、ブログ、ニュースレターで発信しています。 エクスマ75期 ニックネームは小池さんです。