中には親切心で言ってることもあるんだろうけど、ほとんどの場合はそうじゃない。

1年間に大体100件ぐらいのお客さまの屋根を点検するボクですが、実は「屋根を見てもらいたいんだけど」「屋根の点検をして欲しいんだけど」って連絡をくださるお客さまのうち半分ぐらいは突然訪問してくる悪徳業者に脅かされたて屋根のこと、瓦のことが気になったので一度屋根の点検をしてくださいという依頼なんです。

見ず知らずの悪徳訪問業者に
「このままだと雨漏りするよ。」
「瓦がずれてるよ。」
「漆喰が剥がれてるよ。」

って脅かされて、不安になってちゃんとしたプロの屋根屋さんに見てもらおうって思う人はまだいい方で、そのまま悪徳訪問業者に修理を任せちゃうと法外な料金を請求されるだけでなく、実際に悪い箇所があってもいい加減な修理しかしなくて、修理どころか余計に悪くなるってこともあるから本当に注意が必要なんです。

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「近くで屋根の工事しててお宅の屋根が傷んでるのが見えたから、今やったらついでに直してあげるで」

飛び込みの営業の人が来て「近くで工事しててお宅の屋根が傷んでるのが見えたから」って言われて気になるから見て欲しいだけどって本当によく言われるんです。

よく聞くこの言葉、「近くで工事しててお宅の屋根が傷んでるのが見えたから」
ほとんどの場合は近くで工事なんかしてませんよ。
試しにどこで、どんな屋根工事してるか聞いてみてください。

「ああ、ちょっと向こうのほうやけど」って言葉濁しますから。

本当に近くで工事しているんなら、工事先のお客さまの名前と工事の内容、工事の期間をちゃんとお伝えして、ご迷惑をおかけしますって挨拶に来ますから。

すぐ隣や目の前の家の屋根なら見えるけど、2、3件離れたらまず屋根見えないしね。
騙されたダメですよ。
悪徳訪問業者の営業は見えもしない屋根を傷んでるよって言うからね!

いかにも工事業者のような車で、いかにも屋根の上で作業してそうな作業服着てるからね。
作業服=職人さんではないですからね。作業服を着てるといかにも職人さんでプロに見えるかもしれないですけど、決してそうではないですから。

「漆喰が傷んでるから、すぐに修理しないと雨漏りするよ」

これもよく聞くことがある悪徳訪問業者の常套句です。

本来は白い漆喰が年数が経つと黒く変色するために、屋根を下から見てもわかりやすいので悪徳訪問業者にとってはお客さんに傷んでるって言いやすいんでしょうね。

屋根の漆喰は雨風のあたり具合で、数年で黒く変色してしまうこともありますが変色したぐらいで雨漏りすることはありません。

漆喰が剥がれてしまっていると雨漏りする可能性もありますけど、そんな時も悪徳訪問業者に任せることは絶対に避けるべきです。

漆喰の塗り替え作業は簡単そうに思えて実は、古い漆器の撤去、漆喰を塗る面(土)の調整、漆喰の上の瓦の調整、漆喰の施工と意外と技術がいる作業なんです。

漆器の修理、塗り替えの施工不良で雨漏りが起こることがよくあるのでしっかりとした技術を持ったプロに任せるのが一番です。

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屋根に上らせない!

このように様々な言葉でなんとか騙そうとする悪徳業者ですが、絶対に注意してほしいのは何があっても見ず知らずの人間を屋根に上げない!

例えば、「屋根に上がってみてあげるから。」って言葉を信じて屋根に上げてしまうと、漆喰のカケラを持って降りてきたりして

「ホラ! 漆喰が傷んで取れてしまってるよ、早く修理しないと!」

といったり、瓦が割れている写真を見せてきて

「瓦が割れてるから今すぐ修理しないと雨漏りするよ!」

などで不安にさせて修理工事や最悪の場合はしなくてもいい屋根の葺き替え工事をとんでもない金額で契約しようとします。

その漆喰、その割れた瓦の写真は全く別の家のモノでもわからないですよ。

悪徳業者を屋根に上げたら、無理矢理傷んでもない漆喰を剥がしたり、ズレてない瓦をズラしたり、割れてない瓦割ったりして写真を撮ってお客さまを不安にさせる材料にしますから本当に注意してください!


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岡 公司
播州瓦工業株式会社 専務取締役 岡 公司です。 生まれ故郷、国産みの島淡路島の土から生まれる瓦の独自の価値をもっと伝えたくて瓦の価値を伝えることをメインにブログを書いてます。 自分の好きな事、楽しい事をFacebook、Twitter、Instagram、ブログ、ニュースレターで発信しています。 エクスマ75期 ニックネームは小池さんです。