瓦業界の職人不足は深刻な問題です。

鳥取で地震があった影響で熊本地震での復旧に遅れが出るんだろうな、一部報道によると熊本の地震での屋根の復旧が未だに2割程度しか完了していないとか。

2割程度しか復旧していない要因はいろいろあって、根本的な業界の職人不足、宿泊先が確保できない、職人の能力に応じた日当(賃金)の問題、日当(賃金)の地域格差、自社の仕事が優先されるために応援に行けないなどの応援不足、業界の組合(全日本瓦工事業連盟)の支援制度が機能していない、災害対策が共有されていないなどなど。
上にあげたような理由からなかなか地震で被害を受けた屋根の復旧、復興が進んでいないんですけどそんな中で特に問題なのが、職人不足。

瓦工事業の職人不足

職人不足はもう何年も前から言われ続けている問題で、瓦工事に限ったことではないんですけど、何せ職人さんがいない。

特に腕のある、技能を持った職人さんがいない。

うちの会社にも昔は腕のある、技能を持ったスゴ技の職人さんがいました。
頑固者で口数は少ない、愛想もないけど、腕は確かなそんな職人さんがいました。
いましたが、そんな職人さんがどんどん年をとって辞めていってしまいます。

高齢化問題です。少子高齢化です。

高齢化率の推移

高齢化率の推移

社会問題にもなっている高齢化問題、少子高齢化は他人事じゃない。

15年前にはうちの会社には今の倍近い職人さんがいました。
そんな職人さんが高齢になって次々と辞めていってしまい。約半分にまで減ってしまいました。まあ昔に比べると仕事量も減ってるんですけどね。

うちの会社でメインで屋根工事をしている職人さんは、ほぼ30〜40代なので今のところはなんとかなってます。(若干50代、60代がいるけどね)
現状の仕事量と職人さんの数もちょうどいいぐらいですけど、10年後、20年後を考えるとそろそろ若い20代の職人さんが欲しいかな。
すぐに具合的に職人、職人見習いを募集するまでは考えてませんけど、そろそろ考え出してもいいのかなと。

ところが同業者に話を聞くと、20代ぐらいの若い子を職人、職人見習いとして募集をしても集まらない、求人情報誌、求人サイトで募集をかけても全然反応がないらしいです。
少子化問題で若い人が減っていってるし。

たまに来てくれる人があってもすぐに辞めちゃうらしいです。

特に夏場の暑さ、冬場の寒さが耐えられなくて辞めちゃうらしいです。

まあ屋根工事は過酷な労働環境だからね。
屋根の上の仕事は危険だし、体力的にキツイし、汚れるし、いわゆる3K(キケン、キツイ、キタナイ)な仕事で、その分給料がいいかというとそうでもないし。

屋根の上の土を取り除くのはなかなかの重労働です。

危険。キツイ。汚い。まさに3Kな仕事です。

よっぽど瓦工事がしたい、瓦に興味がある、瓦職人になりたいっていう強い意志がないとなかなか続かない職業ですよね。

そんな3Kな仕事の内容は変えようがない。
今のところはどれだけ科学技術が進歩したことろで屋根の上の仕事が危険でキツイ、汚れる仕事なのは変えようがない。

だからせめてうちの会社が本格的に職人、職人見習いを募集するまでに危険でキツイ、汚れる仕事だけど、途中で辞めないような仕事をしていて楽しい会社に、魅力的な会社にしていこう。うん。そうしよう!


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岡 公司
播州瓦工業株式会社 専務取締役 岡 公司です。 生まれ故郷、国産みの島淡路島の土から生まれる瓦の独自の価値をもっと伝えたくて瓦の価値を伝えることをメインにブログを書いてます。 自分の好きな事、楽しい事をFacebook、Twitter、Instagram、ブログ、ニュースレターで発信しています。 エクスマ75期 ニックネームは小池さんです。