屋根の上は極めて危険な場所、それを忘れずに今日も屋根の上に上がります。

今朝は気温が20度以下で涼しいというより、少し肌寒い感じで確実に秋が深まってきてることを実感できる朝でした。
半袖で家を出てきてちょっと後悔しているオカです。

これから徐々に日中の気温が下がって冬が近づいてくると、瓦、屋根材の上に霜が降りことがあり、瓦、屋根材が濡れることで、乾くまで屋根の上に上がれないようになってきます。

濡れた瓦、屋根材で足を滑らすのは極めて危険なことなんです。

霜が降りて濡れた瓦、屋根材に限らず、雨で濡れた瓦、屋根材はもちろんのこと、瓦、屋根材が濡れていなくても靴の裏が濡れた状態で屋根に上がって瓦、屋根材の上を歩くだけでも足を滑らすことがあります。

日の当たっていない西面の屋根は霜で真っ白です。

日の当たっていない西面の屋根は霜で真っ白です。

屋根の上で足を滑らす=屋根の上で転ぶ

考えただけでわかるように極めて危険な事です。

屋根の上から落ちるかもしれない。

屋根の上から落ちて死ぬかもしれない。

屋根の上(高所)からの墜落、転落

少し古い統計ですけど、平成25年度の全産業の死亡事故者数は955人でそのうち建設業の死亡事故者数は324人で全体の33.9%。
昔に比べると建設業の死亡事故の件数が減ってきているとはいえ、建設業では年間300人近い人が死亡事故で亡くなっています。

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さらに建設業での死亡事故者数324人のうち、墜落・転落での死亡事故者数は146人で建設業の死亡事故者数の45%が墜落・転落の事故で亡くなっています。

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墜落・転落での死亡事故者数146人のうち屋根、足場、ハシゴからの墜落・転落は91人。
平成25年に91人もの方が屋根、足場、ハシゴからの墜落・転落で亡くなっています。

平成27年の統計でも建設業全体で327人もの方が死亡事故で亡くなっていて、建築工事の墜落・転落の死亡事故者数は86人。

このように一つ間違えると死亡事故につながる屋根の上(高所)、建設業だけでも年間90人近い人が墜落・転落で亡くなっているんです。

事故は忘れた頃、慣れた頃にやってくる。

安全大会などで年に数回このような建設業の死亡事故、死傷事故の統計資料を見るたびに危険な場所で仕事をしているんだということを改めて感じるのですが、うちの会社でも年に数回は軽いけがを負う事故がありますし、実は約30年ほど前に屋根からの転落で職人さんが死亡する事故を起こしてしまっています。

この仕事を始めたばかりの頃は屋根に上がるのが怖くてしかたなくて、常に落ちるんじゃないかという恐怖で足は震えるてどうしようもなかったです。
けど不思議なことにそういう恐怖心があるうちは事故、怪我はしないんです。

それが毎日毎日、来る日も来る日も屋根に上がっているといつの間にか屋根に上がることに慣れてきて恐怖心がなくなる、屋根の上は怖いという気持ちを忘れるとつい気が緩んで軽い事故、怪我をするようになる。

そんな気の緩みからくる軽い事故、怪我が一つ間違えると死亡事故につながるんです。

一つ間違えたら屋根から落ちて、最悪の場合は死亡することもある。
自分自身そんな危険な仕事をしている、会社の社員、職人さんにそんな危険な仕事をしてもらっているということを常に考え、会社全体で共有するように心掛けたいです。


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岡 公司
播州瓦工業株式会社 専務取締役 岡 公司です。 生まれ故郷、国産みの島淡路島の土から生まれる瓦の独自の価値をもっと伝えたくて瓦の価値を伝えることをメインにブログを書いてます。 自分の好きな事、楽しい事をFacebook、Twitter、Instagram、ブログ、ニュースレターで発信しています。 エクスマ75期 ニックネームは小池さんです。