雪の重みで瓦がズレることがあるなんて想像したことなかった。

今シーズンは雪がよく降って、たくさん積もったという話をテレビ、新聞、SNSなどでよく聞きました。
普段全く雪の降らない地域に住んでいるボクは普段の冬と同じようにほとんど雪が降ることもなく、ましてや雪が積もることもなかったから話に聞くだけで実体験として体験していないから特に感じることもなかったんですけどね。

雪の重みで瓦がズレる

根に雪が積もると、その重さで家が押しつぶされるから雪おろしをしないといけない。
というのは雪が積もる地域では常識なんですが、雪が降らない地域では想像することしかできない。
屋根に積もった雪が落ちると、危ないから屋根から雪が落ちないように雪止め瓦や雪止めの金具が必要だってことも屋根に雪が積もる地域にとっては常識で、たまにうちの会社でも雪止め瓦や雪止め金具を使った工事をするけど、実際にどれぐらいの雪が屋根に積もって、どれほどの重さになるのか知らないから雪止め瓦や雪止め金具の強度のことをあまり気にすることがないんです。

 

雪の重みで瓦がズレる

雪の重みで瓦がズレる

雪の重みで瓦がズレてしまう。
ということが起こることを想像したことがなかったんです。
雪止め瓦を固定している釘が、雪止め瓦にかかる雪の重みで引っこ抜けることがあるということを想像したことありませんでした。

 

棟に積もった雪の重みで棟がズレる

棟に積もった雪の重みで棟がズレる

同じように屋根の棟に積もった雪の重みで棟がズレてしまうということも想像したことがありませんでした。
屋根の瓦が、屋根の棟がズレる原因は台風と地震だけだと思ってました。
屋根に雪が積もって、積もった雪が落ちないようにする雪止め瓦や雪止め金具。なぜ雪止め瓦や雪止め金具を使わないといけないか知識として理解していても、雪の重みで瓦がズレてしまうことがあることを想像したことがなかった。
少し想像するとなるほどそんなこともあるかなと想像することができても、雪の重さを想像したことがないし、想像をする機会がないから考えたことがなかった。

先日兵庫県北部の豊岡市に行って初めて見た雪の重みでズレた瓦。
釘で固定したある瓦がズレるほどの雪の重さ。確かにそれぐらいの重さの雪が屋根から落ちると危険だし、それぐらいの重さの雪が屋根に乗っていると家が押しつぶされることになるかもしれないなと、想像することができました。

兵庫県の南部と北部では瓦が違う

以前ブログにもちょこっと書いたことがあるんですけど、兵庫県南部と北部とでは使う瓦が違います。
冬場、北部は南部に比べるとかなり寒いし、雪が降るし、雪が積もる。南部で使っている瓦は寒さや雪を想定して作っていない瓦で、北部で使うと瓦が凍(い)てて、割れてしまうことがあるので、北部で使う瓦は寒さに強い瓦を使います。
北部で主に使われる瓦は島根県の石見地方で作られている石州瓦で、寒さに強くなるように焼成温度1200度と他の産地の瓦よりも高い温度で焼かれています。

同じ兵庫県内でも気候、風土が全然違う。その土地の気候、風土にあった瓦があったり、瓦の施工にも違いがある。
そんな知識として知っていたことも実際に目で見て体験することで、想像できなかったことが少しは想像できるようになるんですね。


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岡 公司
播州瓦工業株式会社 専務取締役 ゴルフ好きな屋根屋の岡 公司です。 屋根工事という仕事を通じて屋根に関すること、瓦の独自の価値をもっと伝えたいという思いでブログを書いてます。 仕事と同じくらい、いや仕事よりも好きだったりするゴルフのことも発信してたりもして、とにかく自分の好きな事、楽しい事をFacebook、Twitter、Instagram、ブログ、ニュースレターで発信しています。

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