屋根の上に載せている太陽熱温水器。使っていないならとっとと降ろした方がいいですよ。

屋根の上には屋根材以外の余計なモノは載せない方がいいって常々考えていて、太陽光発電のパネルなども屋根に載せることは屋根にとって負担になるのでいずれは別の自家発電方法が考え出されて、屋根の上には屋根の負担になるようなモノは何もないようになればいいのになと思ったりもしています。

太陽熱温水器

ここ数年で屋根の上に太陽光発電用のソーラーパネルが載っている屋根を見かけることが多くなってきました。
以前は既存の屋根に後から太陽光発電用のソーラーパネルを載せることが多かったのですが、最近では新築工事の時に太陽光発電用のソーラーパネルを屋根に載せるようになってきて、建売の住宅でも太陽光発電付きの家というのが当たり前のようになってきています。

太陽光発電がここまで普及するまでは、屋根の上に太陽熱温水器が載っているのをよく見かけました。
屋根の上に太陽熱パネルと水を貯めておくタンクがあって、太陽熱で水を温めて温水にする設備でその多くが今から20〜30年ほど前の1970年〜1980年代に設置されましたが、その当時の太陽熱温水器の販売のほとんどが訪問販売で、強引な販売方法が社会問題になったりしたことや、太陽光発電、エコキュートやオール電化などの普及で徐々に関心が薄れ、今ではほとんど設置する人はいなくなってきました。

使われなくなって屋根の上に放置されていることが多い太陽熱温水器

使われなくなって屋根の上に放置されていることが多い太陽熱温水器

 

太陽熱温水器の耐久年数はだいたい20年程度とされていて、1970年〜1980年代に販売設置された太陽熱温水器は耐久年数を超えていて劣化や老朽化による故障でほとんど使われなくなって屋根の上に載っているのが現状です。

故障しても販売会社、設置会社が存在していれば修理して使い続けたり、もしくは撤去してもらうこともできるのですが太陽熱温水器は訪問販売による強引な販売、設置方法が問題になったこともあり販売会社、設置会社が無くなっていたり、連絡が取れなくなっていたりするので、故障して使わなくなった太陽熱温水器を屋根の上に載ったまま放置していることが多いのです。

使わなくなった太陽熱温水器は負担と不安の元

太陽熱温水器の重量は大きさ、容量によりますが水を入れて使用している時で約300kg〜400kg、使わなくなってタンクに水が入っていなくても約100kg〜150kgもあります。

そんな重量物が乗っているだけで屋根に負担がかかっているのは明らかですし、太陽熱温水器の屋根への設置方法もほとんどがワイヤーで固定しているだけで、経年劣化や強風で揺すられることからワイヤーが劣化し太陽熱温水器が不安定な状態で屋根の上に乗っていることもあります。

置き方によってはかなり負担になる

使用中でも使用していなくても太陽熱温水器の重量は屋根の屋根材の負担になりますが、特に問題なのが置き方。

屋根の平面部分に置いている分にはまだマシで、中にはかなり無理矢理な置き方をされていることもあります。
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棟や隅棟の上に載せてしまうと、太陽熱温水器の荷重が棟、隅棟に集中してしまい棟、隅棟の瓦が荷重で劣化したり、瓦がズレてしまいますし、何より安定が悪いです。

 

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固定するワイヤーが瓦の雨が流れる谷部(凹んだ箇所)から出ていると、瓦の上を流れる雨がワイヤーを伝って瓦の内側に流れ込んで雨漏りの原因になります。

 

屋根の負担、不安になっている使っていない太陽熱温水器は撤去したほうがいい

何十年も前に屋根に設置して、使わなくなった太陽熱温水器は屋根の上にあるだけで屋根自体の負担、屋根材の負担になりますし、大きな地震の揺れ、大きな台風の強風で落ちてしまう危険性もあることで不安になります。
ご自分の家に被害が出るだけでなく、近隣の住宅に被害が出てしまうことも予想されるので、販売会社、設置会社に連絡が可能な場合は屋根の上から下ろして処分した方がよいでしょう。

販売会社、設置会社に連絡が取れない場合は、お近くの地元の屋根屋さん、瓦屋さんに連絡してみてください。


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岡 公司
播州瓦工業株式会社 専務取締役 ゴルフ好きな屋根屋の岡 公司です。 屋根工事という仕事を通じて屋根に関すること、瓦の独自の価値をもっと伝えたいという思いでブログを書いてます。 仕事と同じくらい、いや仕事よりも好きだったりするゴルフのことも発信してたりもして、とにかく自分の好きな事、楽しい事をFacebook、Twitter、Instagram、ブログ、ニュースレターで発信しています。

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