圧倒的な強さを魅せる「ファイナルラウンドクィーン」申ジエ選手

開幕から毎週開催されている女子プロゴルフツアー。昨日の「38th フジサンケイレディスクラシック」が今シーズン8試合目でこれまでの7試合はそれぞれ異なる7人の優勝者が出ていたが、8試合目でついに今シーズン2勝目を挙げた選手が出た。元世界ランキング1位の申ジエ選手だ。

実はフジサンケイレディスクラシックは2017年の吉田弓美子選手、2018年の永峰咲希選手と2年連続で4月28日生まれの選手が優勝していて、今年優勝した申ジエ選手も4月28日生まれで3年連続で同じ誕生日の選手が優勝したことになる。偶然か必然か申ジエ選手が優勝するのが当然だったのかもしれない。しかも昨日は4月28日で申ジエ選手は誕生日に圧倒的な力を魅せ、コースレコードとなる63ストロークでの逆転優勝となった。

ファイナルラウンドクィーン

2009年にアメリカツアーで賞金女王になり、2010年の5月には世界ランキング1位になった申ジエ選手はその当時「ファイナルラウンドクィーン」という異名で呼ばれていたぐらい最終日に強い選手。今シーズン5試合でファイナルラウンドの平均ストロークは69.7803とツアー1位の成績で、昨日はまさに「ファイナルラウンドクィーン」の異名通りの9バーディー、1ボギーの63ストロークでラウンドし前日までで首位と7打差あった差をひっくり返した。

これで今シーズンは5試合に出場して、優勝2回、2位タイ1回、5位タイ1回、6位タイ1回と悲願の日本ツアー賞金女王へ向けて圧倒的な強さを魅せている。

誕生日に今シーズン2勝目を挙げた申ジエ選手

誕生日に今シーズン2勝目を挙げた申ジエ選手 byGDO

 

データでわかる申ジエ選手の強さ

申ジエ選手は身長155cmで、女子選手の中でも小柄な方で飛距離の出る選手ではない。
今シーズンのドライビングディスタンスは、229.08ヤードでランキング58位だが、フェアウェイキープ率は76.7857%でランキング1位。トータルドライビング(ドライビングディスタンスの順位とフェアウェイキープ率の順位を足した数字)は9位で、データからも飛ばないが確実にフェアウェイをキープする確実性を重視するコースマネジメントがわかる。

ところがフェアウェイキープ率で1位でもパーオン率はそれほど高くない69.0972%で18位。なのにパーセーブ率は88.5417%で1位。ということは難しいホールではフェアウェイをキープしても無理にパーオンを狙うことなく確実にアプローチでパーを拾うマネジメント、パーオンしなくてもパーを取るリカバリー率は71.9101%で2位。ショートゲームとアプローチが上手いことがわかる。

飛距離は出なくても確実にパーを取るスタイルを確立し、それができる技術力の高さがデータからわかる。

若い世代の選手の壁になる

黄金世代と呼ばれる若い世代の選手たち活躍で女子プロゴルフ界が盛り上がりをみせている。
そんな若い世代の選手たちの壁になり技術とマネジメント力を見せるのが自分の役割で、その気持ちは強いと語る申ジエ選手。

38th フジサンケイレディスクラシックを2日目終了時首位で最終日最終組でラウンドしスコアを伸ばせずに初優勝を逃した吉本ひかる選手。スタジオアリス女子オープンで最終日に最終組で優勝争いをした彼女に申ジエ選手は、「こういった戦いが彼女のためになり、たくさん勉強になる」とエールを送る。

若い世代の選手たちが本当に強い選手になるためには「申ジエ」という高い壁を乗り越えることが必要で、そのためにはその壁の強さを間近で体験できることが何よりの勉強になっていく。


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岡 公司
播州瓦工業株式会社 専務取締役 ゴルフ好きな屋根屋の岡 公司です。 屋根工事という仕事を通じて屋根に関すること、瓦の独自の価値をもっと伝えたいという思いでブログを書いてます。 仕事と同じくらい、いや仕事よりも好きだったりするゴルフのことも発信してたりもして、とにかく自分の好きな事、楽しい事をFacebook、Twitter、Instagram、ブログ、ニュースレターで発信しています。

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