ヨーロッパ選抜の圧勝で幕を閉じた2018ライダーカップを振り返る。

夢のような3日間があっという間に終わってしまった。っていうのが今の率直な感想。
フランスのル・ゴルフ・ナショナルで開催されていた2年に1度のゴルフの祭典、アメリカ選抜とヨーロッパ選抜の互いの威信をかけた意地とプライドのぶつかり合いライダーカップは、ヨーロッパ選抜の4年ぶりの勝利で幕を閉じた。

DAY1

T・フィナウ、B・ケプカ対J・ローズ、J・ラームのフォアボールで開幕したライダーカップDAY1。
ホームのヨーロッパ選抜は多くのサポーターが応援する中まさかの3連敗で一気に流れをアメリカ選抜に渡してしまうものの、午前の最終マッチで、この後の活躍で今大会の主役になるF・モリナリ、T・フリートウッドのコンビが、6年ぶりの出場となることで注目を集めていたT・ウッズ、P・リード組みに3&1で勝利する。

今考えるとこの勝利が今回のライダーカップの流れをヨーロッパ選抜へ引き寄せて、そのまま流れを渡すことなく勝利へ突き進む結果となった。F・モリナリ、T・フリートウッドのコンビはこの勝利の後、DAY1の午後のフォアサムでJ・トーマス、J・スピースを5&4で、DAY2の午前のフォアボールで再びT・ウッズ、P・リード組みを4&3で、午後のフォアサムでT・ウッズ、B・デシャンボー組みを5&4で下し、ダブルス戦を負けなしの4連勝。しかも全てのマッチを18番ホールまでに勝負を決める圧勝で「モリウッド」というコンビ名で呼ばれるまでになる。

安定した強さでDAY1、DAY2全てのマッチで勝利したF・モリナリ、T・フリートウッドのコンビ

安定した強さでDAY1、DAY2全てのマッチで勝利したF・モリナリ、T・フリートウッドの『モリウッド』コンビ

 

DAY1の午前を3ー1でアメリカ選抜が2ポイントリードで終わるも、先述したように午前の最終マッチで流れを引き寄せたヨーロッパ選抜は午後のフォアサムで4戦4勝し一気にポイント5−3とし、2ポイントリードでDAY1を終える。

DAY2

DAY2も前日のDAY1の勢いそのままに午前のフォアボールで3つのマッチをヨーロッパ選抜が連勝し、ポイント8ー3と大きくリードを広げる。なんとか反撃したいアメリカ選抜は、午前の最終マッチでJ・トーマス、J・スピース組みが勝利するもいまいち流れをつかむことができない。

それでも午後のフォアサムに入ると、マッチ2のB・ワトソン、W・シンプソン組み、マッチ4のJ・トーマス、J・スピースが勝利し、DAY2の獲得ポイントをなんとかDAY1と同じくヨーロッパ選抜5、アメリカ選抜3とし、DAY1、DAY2トータルでヨーロッパ選抜ポイント10、アメリカ選抜ポイント6にして3日目のFINALに逆転の望みを繋ぐ。

アメリカ選抜で最強の仲良しコンビ、J・トーマス、J・スピース

アメリカ選抜で最強の仲良しコンビ、J・トーマス、J・スピース

FINAL

4ポイントのリードは追いつきそうで追いつけない差があるのがライダーカップ。過去に2度最終日に4ポイントのリードを逆転した歴史はあるもののDAY1、DAY2のヨーロッパ選抜の安定した強さ、T・フリートウッド、F・モリナリが一気に今回のライダーカップの主役に躍り出た2日間の流れはなかなかアメリカ選抜に渡りそうにない。

ヨーロッパ選抜の有利な状況の中、R・マキロイとJ・トーマスのシングルス戦のマッチプレーが始まる。
アメリカ選抜としては早い段階でリードを奪って流れを引き寄せたいところだが、マッチ1から拮抗した戦いになる。
序盤のマッチ5まではアメリカ選抜のJ・トーマスがR・マキロイと、B・ケプカがP・ケーシーとの接戦を演じW・シンプソンがJ・ローズに対してリードを奪い、アメリカが粘りをみせる。マッチ4のT・ウッズがJ・ラームにリード許す展開も9番ホールで起死回生のイーグルを決めて派手なガッツポーズを決め1DNまでに迫るとホームヨーロッパのサポーターからも大きな歓声が上がる。

 

ヨーロッパのギャラリー、サポーターもヨーロッパ選抜に勝ってほしいけど、タイガー・ウッズのアグレッシブなゴルフは見たい。そんなライダーカップの独特な雰囲気を楽しむかのような大歓声が会場を包む。

しかし、今大会中のT・ウッズは久しぶりのレギュラーツアーの転戦の疲れからかいまいちキレがなく、J・ラームとの差を1DNまで縮めるももうひと押しができずに2&1で敗退。T・フィナウが今大会の主役の一人、T・フリートウッドに6&4で圧勝するもその後の4つのマッチをヨーロッパ選抜が勝利して4つのマッチを残してトータル14.5ポイントを獲得したヨーロッパ選抜の勝利が決まる。

 

DAY1、DAY2でトミー・フリートウッドとのコンビでヨーロッパ選抜に流れをもたらしたフランチェスコ・モリナリはDAY3のシングルス戦でも大活躍。4&2でF・ミケルソンに勝利し、出場した全てのマッチで勝利してヨーロッパ選抜に5ポイントをもたらす。

終わってみれば、前回のライダーカップを17対11の6ポイント差で完敗したヨーロッパ選抜が17.5対10.5と7ポイントの差をつけて圧勝。ホームのギャラリー、サポーターの大歓声を受け、国こそ違うがキャプテントーマス・ビヨーンを中心にメンバーが結束して一度掴んだ流れを離すことなく勝利を掴んだヨーロッパ選抜。

 

チーム、選手、家族の結束で勝利したヨーロッパ選抜 www.rydercup.com

チーム、選手、家族の結束で勝利したヨーロッパ選抜 www.rydercup.com

 

次のライダーカップはアメリカのホームでの開催になるが、このチームの結束力があればアウェイでも勝利を掴めるような気がする。
ライダーカップ史上ヨーロッパ選抜として出場してからは、3連勝、2連勝、3連勝、3連勝と連勝してきているヨーロッパ選抜だけに次回のライダーカップもヨーロッパ選抜が有利なのかもしれない。

アメリカ選抜は6年ぶりにタイガー・ウッズをメンバーの加えてアウェイでの勝利を目指すも屈辱的な敗退をしただけに、次のホーム開催では絶対に負けられない。ヨーロッパ選抜の連覇の流れを止めるべく意地とプライドをかけて次回のライダーカップに挑んでいく。

終わったばかりのライダーカップだが、もう次回のライダーカップの開催が楽しみで仕方ない。


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岡 公司
播州瓦工業株式会社 専務取締役 ゴルフ好きな屋根屋の岡 公司です。 屋根工事という仕事を通じて屋根に関すること、瓦の独自の価値をもっと伝えたいという思いでブログを書いてます。 仕事と同じくらい、いや仕事よりも好きだったりするゴルフのことも発信してたりもして、とにかく自分の好きな事、楽しい事をFacebook、Twitter、Instagram、ブログ、ニュースレターで発信しています。

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