なぜ瓦にコーキングをすると雨漏りしてしまうのか。


「瓦にコーキングをすると雨漏りする」

という情報は最近よく耳にすることもあるかと思いますが瓦のどこにどのようにするコーキングが雨漏りの原因になるのでしょうか?

なぜ瓦にコーキングをするの?

瓦にコーキングをしてしまう理由は大きく分けて2つの理由があります。

1、地震や台風で瓦が崩れたり、飛ばされたりするのを防ぐ

現在ではほぼ全ての瓦を釘やビスなどで固定するようになっていますが、30年以上前はまだまだ土葺き工法(瓦の下に土を置いて土に瓦をくっつけて固定する工法)が主流で年数が経過すると瓦が土から剥がれて瓦がズレやすくなります。そのような瓦のズレを防ぐために瓦と瓦の重なっている箇所にコーキングをする。

悪徳訪問リフォーム業者が「瓦がズレてるから地震や台風で瓦が落ちます」といった決まり文句で高額な工事料金で瓦にコーキングをしてしまう被害が多いです。

地震や台風で瓦が落ちないように瓦と瓦の重なっている箇所にコーキングをするのは絶対にダメとまでは言わないですが、できることならちゃんとしたプロにお願いしてください。知識のない悪徳訪問リフォーム業者に任せてしまうのは非常に危険です。

コーキングをするにしても瓦の隙間を完全に埋めてしまうのは危険なので、瓦の山の部分の重なりに少し付ける程度で充分です。

コーキングは少しで充分です。

コーキングは少しで充分です。

 

2、屋根から雨漏りしているから瓦と瓦の隙間をコーキングで塞ぐ

雨漏りをしているからといって瓦と瓦の隙間をコーキングで塞いでしまうことは非常に危険で、余計に雨漏りさせてしまうことになってしまいます。絶対にしないでください。

一番ダメなのは下の写真のように他の瓦にはコーキングをしていないのに、一箇所だけ上下の瓦と瓦の重なり部分をコーキングで塞いでしまうこと。

 

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この写真のコーキングは雨漏りを防ぐためではなく、小型のソーラーパネルを固定するためのワイヤーを瓦の隙間にいれて外れないようにするためのコーキングですが、このコーキングをしているのが原因で雨漏りをしてしまっていました。

瓦にコーキングをすると雨漏りをする

瓦にコーキングをすると雨漏りをするとはまさにこのような状態(上の写真)になってしまっている場合です。

瓦と瓦の隙間から雨が入って雨漏りしてしまうと考える方も多いかと思いますが、通常の状態で瓦と瓦の隙間に入った雨で雨漏りすることはありません。(瓦のズレなどで大きく隙間が開いてしまっている場合を除く)
もちろん隙間からある程度の雨は入り込みます。入り込みますが入った雨は瓦の形状に沿って外に抜け出るようになっています。瓦の隙間をコーキングで塞いでしまうことで入り込んだ雨が外に抜け出ることができなくなってしまいその結果雨漏りになってしまうのです。

 

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先ほどの写真を使って説明をすると①と②の瓦の隙間から入った雨は①の瓦から出るか、①と③の瓦の隙間から出るか、②と④の瓦の隙間から出るかするんですが、②と④の瓦の隙間がコーキングで塞がれてしまっているために雨が抜け出ることができなくなります。
抜け出ることができなくなった雨は、瓦の重なり部分に溜まって瓦の上を超えてしまいます。

 

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丸で囲った部分は瓦が重なって普段は見えない箇所ですが、②と④の瓦の隙間のコーキングを切ってみると、溜まった雨でできた雨染みが瓦の上を超えて雨漏りの原因になってしまっていたことがわかります。

このように瓦にコーキングをしてしまうと雨漏りの原因になってしまうことがよくあります。
雨漏りをしているからといって瓦の隙間をコーキングで塞いでしまうことは、非常に危険なことで根本的な雨漏りの解決にはなりません。(瓦がズレて大きく隙間があいてしまっている場合は別)

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岡 公司
播州瓦工業株式会社 専務取締役 岡 公司です。 瓦好きな屋根屋が瓦のこと、屋根のことをFacebook、Twitter、Instagram、ブログ、ニュースレターで発信しています。 SNSのフォローお待ちしています。どうぞ気軽にフォローしてください。 あなたの屋根の不安と悩みの解消のお手伝いをさせていただきます。

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