突然屋根の上が燃える? 太陽光発電が原因の火災。


鳥にとっては太陽光発電パネルの裏は絶好の場所

最近「太陽光発電パネルの下に鳥が巣を作っているので、駆除してもらえませんか?」「太陽光発電パネルの下に鳥が入らないようにしてもらえませんか」といったお問い合わせをいただくことが多くなってきています。
屋根の上は人間や捕食動物の目に止まりにくく、太陽光発電パネルの下は雨に当たりにくいといったことから鳥にとっては絶好の巣作りの場所になってしまうんですね。
ちなみに鳥の巣の駆除は厳密には資格を持った専門の害獣駆除業者が行わないといけません。

 

skeeze / Pixabay

太陽光発電パネルの下に鳥などが作った巣が屋根材の上を流れる雨を堰き止めてしまって雨漏りの原因になったり、パネルの裏の配線に巣の材料である小枝や落ち葉が触れることで火災の原因になってしまうことがあるんです。

太陽光発電パネルの下

太陽光発電パネルの下

 

太陽光発電が原因の火災

消費者安全調査委員会が報告している「住宅用太陽光発電システムから発生した火災等事故に係る事故等原因調査について」では、平成20年3月から平成28年8月までの約8年間の間に太陽光発電システムが関係した火災事故が全国で102件報告されています。
主な原因はパワーコンディショナー(電気変換機器)や接続箱の配線、電子部品、端子等の経年劣化、初期不良、施工不良だと考えられているようですが、屋根上の太陽光発電パネルの配線が原因で火災を起こした事例も報告されています。

太陽光発電用のパネルには一枚ずつパネルの裏に配線があり、配線全てを接続したものをまとめて接続箱、パワーコンディショナー(電気変換機器)に接続していますが、パネル裏の配線を鳥などが突ついたりすることで配線を保護しているチューブが破れて露出し、配線がパネル下の鳥の巣やパネル下に溜まった落ち葉に触れることで発火し火災事故に繋がることがあるようです。

 

太陽光発電システム構成

太陽光発電システム構成

太陽光発電システムからの火災を防ぐためには

これから先も太陽光発電システムは屋根の上だけでなく様々な形で家庭に設置されていくんだろうと思いますが、万が一の事故を防ぐためにも太陽光発電システム機器とパネル配線などの保守点検が重要になってくると思われます。

 

消防庁消防研究センター資料より引用

消防庁消防研究センター資料より引用

 

ところが、消費者安全調査委員会の調査では太陽光発電システムを所有している人のうち約7割の人が保守点検を受けたことがないという結果が出ていて、その理由として「設置時に保守点検を勧められてない」「メンテナンスがいると思っていなかった」「保守点検の費用がかかる」など太陽光発電システムの販売、設置に携わる業者の不備、認識不足と消費者側の認識不足があげられています。

太陽光発電システムの販売、設置業者には数年前の太陽光発電システムブームの際に参入した業者が多く、買取価格の問題などで若干ブームが下火になってきている現在では、多くの業者が設置した保守点検のサービスの引き継ぎを行わないまま撤退したり、倒産や廃業しているケースが目立つようになってきています。

太陽光発電のパネルや配線、電子部品はメンテナンスフリーではありません。
メンテナンスを怠ることで火災事故に繋がる可能性があることを認識して保守点検を受けられることをオススメします。

 

Follow me!

The following two tabs change content below.
岡 公司
播州瓦工業株式会社 専務取締役 岡 公司です。 瓦好きな屋根屋が瓦のこと、屋根のことをFacebook、Twitter、Instagram、ブログ、ニュースレターで発信しています。 SNSのフォローお待ちしています。どうぞ気軽にフォローしてください。 あなたの屋根の不安と悩みの解消のお手伝いをさせていただきます。

雨漏り修理得意です!

雨漏りの不安、悩みを解消します。
徹底的な原因の究明、最適な修理方法、万全のアフタフォローであなたの屋根の不安と悩みを解消します。
雨漏りは早期発見、早期修理が重要です。
少しでもきになることがあればお気軽にご相談ください。
点検、調査は無料でお伺いさせていただきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です