天井のシミの原因は雨漏りだけではないんです。天井板が原因になっていることもあります。


台風のように強い雨が強風を伴って降ると屋根からの雨漏りが心配になりますよね。
そんな時は天井を見上げて雨漏りしていないか確認するのが正解なんですが、雨漏りのようなシミが出ているからといっても実は雨漏りじゃない場合もあるんです。

雨漏りのような天井のシミ

天井にシミができていたら雨漏りしてるのかも?と考えてしまいますよね。
確かに天井にシミができている原因で一番最初に疑うのは雨漏りです。

ところが一見すると雨漏りでできたように見える天井のシミも雨漏りではない場合があります。

ラミネート天井にできたシミ

和室天井にできたシミ

上の写真は2階の和室の天井にできたシミです。
雨漏りしていると思われたお客さんから相談を受けて雨漏りの点検調査に伺わせていただいたんですが、天井のシミを見てすぐに雨漏りではないと確信しました。もちろん念のために屋根の上に上がって点検し、天井裏にも入って確認しましたがどこにも雨が漏れている形跡はありませんでした。

では一見すると雨漏りでできたように見えるこの天井のシミの正体は何かと言うと。
実はこれは天井に使われているラミネート天井と言う建材に使われている接着剤が原因でできたシミなんです。

ラミネート天井とは、化粧合板の一種で薄い合板に木目などのプリントを施したシートを貼り付けている天井板のことで、コストが抑えられることから無垢の木材の天井板の代用品として主に和室に多く使われています。

このラミネート天井のプリントを貼り付ける際の接着剤が経年と共にプリント面に浮かび上がってきて、雨漏りでできたようなシミになることがあるんです。

またラミネート天井だけでなく、木材の天井板や天井のクロスにも同じようなシミができることがありますが、それは天井板を天井裏で固定する木材の灰汁や木材の湿気が原因となっていることもあります。

雨漏りでできた天井のシミ

雨漏りでできる天井のシミは、ラミネート天井にできたシミのように一直線にはなりにくく、雨漏りしている場所を中心にしてシミが薄く広がることが多いです。また雨漏りで天井にシミができる場合は天井裏に雨が落ちる時にこもったような雨音がするのが特徴で天井を見上げながら耳を済ましていれば大体の場合は漏れている雨音が聞こえます。

雨漏りでできた天井のシミ

雨漏りでできた天井のシミ

雨漏りか雨漏りじゃないかを判断する一番の方法は天井裏に入って確認することで、上の写真のように天井にシミができている場合は確実に天井裏にもシミができています。

 

天井裏の雨漏りのシミ

天井裏の雨漏りのシミ

 

まとめ

天井にシミができていると雨漏りしているかもと心配になるので、今回紹介したラミネート天井の場合のようなシミを発見すると雨漏りだと思われるのは当然です。また実際にラミネート天井で接着剤かと思ったものの屋根の上や天井裏を確認すると雨漏りだった場合もありますので、心配になった場合は雨漏りの点検調査をしてもらうことをオススメします。
雨漏りの点検調査は屋根の上だけでなく、できれば天井裏も確認してもらってくださいね。

 

 

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岡 公司
播州瓦工業株式会社 専務取締役 岡 公司です。 瓦好きな屋根屋が瓦のこと、屋根のことをFacebook、Twitter、Instagram、ブログ、ニュースレターで発信しています。 SNSのフォローお待ちしています。どうぞ気軽にフォローしてください。 あなたの屋根の不安と悩みの解消のお手伝いをさせていただきます。

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