屋根材の塗り替えには縁切りをする必要があるんです。


スレート屋根材は10〜15年ごとに塗り替えをしなければならない屋根材なのですが、スレート屋根材の塗り替えを塗装屋さんにお願いする時に特に注意してほしいことは、塗装に掛かる費用ではなく、使用する塗料の選択でもなく、塗装する時に縁切り(えんぎり)をするかどうかなんです。

スレート屋根材は10〜15年ごとに塗り替える必要がある。

縁切り(えんぎり)

うちの会社は屋根工事店で屋根材を屋根に施工したり、屋根材を修理したりするのが仕事なので塗装のことはあまり詳しくないです。だから屋根塗装の費用が高いのか安いのか、屋根塗装の塗料の種類はどれがいいのかはわかりません。しかしスレート屋根材やセメント屋根材などの塗り替えが必要な屋根材を塗装する時には、縁切り(えんぎり)という作業をしているかしていないかで塗り替え後の雨漏りのリスクが大きく変わってきます。

縁切りとはどういう作業かを説明します。

 

縁切りとは

屋根材の塗り替え作業は、屋根材を高圧洗浄してからローラー刷毛で下塗り、中塗り、上塗りと3回塗料を塗るのですがそれぞれの工程の時に塗料が乾くと屋根材と屋根材の重なっている部分が塗料で塞がってしまいます。そのために塗料が完全に乾いた状態で屋根材と屋根材の重なりを塞いでしまっている塗料を切っておく必要がありその作業のことを縁切り(えんぎり)と言います。

屋根材と屋根材の重なりを塗料が塞いでしまっています。

屋根材と屋根材の重なりを塗料が塞いでしまっています。塞いでいる塗料を切ることを縁切りと言います。

屋根材の隙間に差し込んで塗料を切ります。

屋根材の隙間に差し込んで塗料を切ります。

縁切りはカッターやスクレーバーなどで屋根材の重なり部分を塞いでしまった塗料を切る作業ですが、この作業がかなり手間暇の掛かる作業でしかも下塗り、中塗り、上塗りごとに3回しなくてはならないので縁切りを面倒くさがってしない業者がいます。今までかなりの件数の塗装された屋根に上がりましたが縁切りされていたのは30%程度です。

手間隙の掛かる縁切り作業を効率化するために、タスペーサーという部材を塗装前に挿入しておいて縁切りを行うのが今では主流となっているようです。

屋根材の重なりに挿入して塗料で隙間がふさがるのを防ぎます。

屋根材の重なりに挿入して塗料で隙間がふさがるのを防ぎます。

 

縁切りをしていないと

屋根の塗り替えの時に縁切りをしていないと屋根材と屋根材の重なり部分から毛細管現象で吸い上げられた雨水が排出されずに屋根材を固定している釘を伝って野地板を濡らし野地板を腐食させたり、雨漏りの原因になります。

茶色なっているところまで雨水が吸い上げられて釘を伝って雨水が野地板を濡らします。

縁切りされずに、茶色になっているところまで雨水が吸い上げられたスレート屋根材。

新築時の再塗装をしていないスレート屋根材でも毛細管現象で雨水が屋根材と屋根材の重なりから吸い上げられているのですが、重なりに隙間があるために排出されています。

 

縁切りしてないと入った雨水で野地板が腐食します。

縁切りしてないと入った雨水で野地板が腐食します。

 

縁切りをしてくれる塗装屋さんに頼んでください

スレート屋根材に限らず屋根材の塗り替えを塗装屋さんにお願いするときには、縁切りする必要性を理解していて必ず縁切りをしてくれる塗装屋さんを選びましょう。
でないと屋根材の耐久性はあるのにその下にある野地板の耐久性がなくなってしまったり、最悪の場合雨漏りしてしまいます。

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岡 公司
播州瓦工業株式会社 専務取締役 岡 公司です。 瓦好きな屋根屋が瓦のこと、屋根のことをFacebook、Twitter、Instagram、ブログ、ニュースレターで発信しています。 SNSのフォローお待ちしています。どうぞ気軽にフォローしてください。 あなたの屋根の不安と悩みの解消のお手伝いをさせていただきます。

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